研究内容
人と音の情報学研究室では,音楽・音そのものを分析する研究と,人と音楽・音の関わりに関する研究が行われています.
2019年度研究紹介ポスター
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卒業研究生に向けたチュートリアル
音楽の分析に関する研究
音楽構造分析
楽譜などの記号的に表された楽曲データに基づいて,楽曲の階層的構造解析や類似性の検出,主題と変奏関係の分析,和声解析を行なっています.
単に音楽知識を考慮したルールベース的な方法だけでなく,GTTMやIRMといった認知的音楽理論や,Word2Vec等,機械学習を用いる方法も模索しています.
歌声・楽器音の解析
歌や楽器音の性質を明らかにするために,RWC音楽データベースやUTAUライブラリなどを用いて音響の解析を行なっています.
音楽情報検索
計算機を用いて音楽に関する情報を定量化し,それを音楽要素の認識や生成に利用します.
人の認知に関する研究
人間の音・音楽の認知
我々の身の回りには様々の音が存在していますが,それを人間がどのように聞き取り理解するかを解明する研究を行なっています.
聴覚障がい者の音楽・環境音認知
残存聴力がある聴覚障がい者が,音のどのような特性や特徴を手掛かりにして音楽や環境音を理解しているのか,またそこにはどのようなパターンや個人差があるのか解明する研究しています.
音のデザイン
データを音として表現し理解するための可聴化や,人が聴きやすい報知音のデザイン等,人への情報伝達手段としてどのような音を創ればよいかを探求しています.